中日 延長十回2死満塁“あと1人”から代打に投手も…「監督の責任」
「中日1-2ヤクルト」(7日、ナゴヤドーム)
中日は1点を追う延長十回2死満塁で珍しいことが起こった。逆転サヨナラの大チャンス。「8番・岡田」に代打起用されたのは、なんと投手の三ツ間だった。ベンチ入り野手16人を全て使い切ったことが原因。比較的、打撃の良い投手に勝負を託す苦肉の策だった。
とはいっても、やはり投手がこの場面で打つのは難しい。過去4打数無安打の三ツ間は必死に立ち向かうも最後は三振に倒れた。
与田監督は試合後、「加藤と岡田のところ、(打順をそのままにしたのは)それは完全に僕のミス」。延長十回に入る時にバッテリーを入れ替えたが8番が投手のR・マルティネス、9番が捕手のA・マルティネスだったのを、そのまま8番・岡田、9番・加藤としたのが最初のミスだ。
さらに「枠も1つ残っている中で、あと1人何とか予備のために置いておくこともしなかったので、そういったことも含めて監督の責任」。郡司を3日に抹消して以降の1軍登録は30人。もう1人出場選手登録できたのに入れなかった“ミス”も響いた敗戦だった。