花咲徳栄・井上 大分商・川瀬を撃つ!開幕戦でプロ注目対決「初回から攻略」
新型コロナウイルスの影響で中止になった今春のセンバツ出場校に選ばれていた32校を甲子園に招待し、各校が1試合ずつ戦う「2020年甲子園高校野球交流試合」の組み合わせ抽選会は8日、主将によるオンラインで行われた。花咲徳栄は大分商と対決が決まった。
聖地での特別な試合は、これ以上にない条件が整った。今秋ドラフト候補で高校通算48本塁打の井上朋也内野手(3年)を擁する花咲徳栄は大会初日・10日の開幕試合で大分商との対戦。主将として抽選会に参加したスラッガーは「スタートにふさわしいような試合にしていきたい」と決意を新たにした。
夢舞台で戦う相手にも燃えている。大分商のエースはプロ注目の最速148キロ右腕・川瀬。「いいピッチャーとできることはうれしい。初回から川瀬君を攻略できるように」。闘志はみなぎるばかりだ。
1年夏、2年夏と甲子園を経験しているものの、まだ持ち味の一発は放っていない。「他の部員からも『打てよ』とは言われていたので。やっぱり打ちたい」と意気込み十分。“三度目の正直”で初アーチを狙う。
選手宣誓の大役を担う可能性もあり、「しゃべるのは得意じゃないんですけど、精いっぱい頑張ります」とはにかんだ。過去にない特別な夏。初聖地弾を号砲となる大会1号として飾ってみせる。