明徳義塾・馬淵監督 勝ちにこだわる「思い出作りではない」交流試合へ闘志
新型コロナウイルスの影響で中止になった今春のセンバツ出場校に選ばれていた32校を甲子園に招待し、各校が1試合ずつ戦う「2020年甲子園高校野球交流試合」の組み合わせ抽選会は8日、主将によるオンラインで行われた。明徳義塾は鳥取城北と対決が決まった。
明徳義塾の馬淵史郎監督(64)は、交流試合とはいえ「ただの思い出作りではなく、今まで培ってきたものを出し切りたい」と、勝ちへのこだわりを口にした。
鳥取城北との対戦は練習試合を含め「記憶にない」というが、昨秋の中国大会準優勝チームだけに「(点差が)大差の試合にはならない」と警戒。一度は諦めた大舞台へ向け「こういう暗い時代に高校野球ファンへ夢や希望を与えられるよう。また球児たちはこういう状況でも白球を追っている、ということも知ってもらえるように」と、教え子たちの奮起を期待した。
主将の鈴木大照捕手(3年)は「1試合に今までの練習してきたことを全て出して、元気なところを見せたい」と、全力を誓った。