開幕延期の影響?プロ野球で「脇腹」の故障者が続出 巨人・デラロサ、オリ・山岡も
巨人・坂本勇人内野手が9日、左脇腹の張りで同日阪神戦のスタメンを外れた。
新型コロナウイルスの影響で開幕が大幅に遅れた今季。開幕から2週間が過ぎたが、坂本だけでなく、脇腹の故障に見舞われる選手が続出している。
巨人では守護神のデラロサが左脇腹の肉離れ、オリックスでは開幕投手を務めた山岡が左内腹斜筋の筋損傷、ソフトバンクのベテラン長谷川も右脇腹の筋挫傷で離脱している。この日、中日のローテ投手・柳は右腹直筋の筋挫傷で出場選手登録を外れた。
デイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「右投手なら左脇腹、左投手なら右脇腹を痛めやすいが、鍛えにくい部分で、痛めると長引く厄介な場所でもある。今年は自粛期間を経て、開幕が大幅に遅れたことで実戦から離れ、急ピッチで仕上げなければいけない調整の難しさがあった。そういった影響が出てしまっているかもしれない」と話す。
10日からは有観客での開催も始まる予定。熱戦への注目が集まるなか、選手のコンディションの影響も懸念される。