オリックス 1試合6盗塁は球団35年ぶり 代走・佐野がミスを誘う
「オリックス4-4日本ハム」(9日、京セラドーム大阪)
今季4試合目の延長戦も勝てず延長十回引き分けとなった。
それでも西村徳文監督が目指す足を絡めた攻撃はできた。
1点を追う八回の攻撃がソレだ。2死からT-岡田が四球で歩くとすかさず代走佐野を指名。佐野はロドリゲスの4球目に二盗を決めゆさぶる。結局、ロドリゲスは四球で一、二塁。続く若月の打席で今度は三盗。さらにロドリゲスが二盗の際に相手捕手・清水の三塁送球が悪送球となり、佐野は生還、同点に追いついた。足で稼いだ同点劇となった。
チームとして佐野の2盗塁にロドリゲス、後藤、そして吉田正は2盗塁で6盗塁。球団として1試合6盗塁は阪急時代の1985年5月25日・ロッテ戦(西宮)以来、35年ぶりとなった。
西村監督は佐野について「大きいですよね、やっぱりね。そのためにね、使っているわけですから、それをしっかり結果として出してくれているわけですから」と絶賛。
佐野は「コーチの方と話をして、行けるときは行こうと。自分で決めていきました」と振り返った。