ソフトバンク・柳田 劇的サヨナラ本塁打 ペイペイドーム通算1000勝
「ソフトバンク2-1楽天」(10日、ペイペイドーム)
ソフトバンク・柳田悠岐外野手が劇的なサヨナラ本塁打。ソフトバンクが連敗を2で止めた。
1対1で迎えた延長十回裏の先頭で打席に入った。「決めたろうという気持ちはなく、とにかく自分のスイングをすることだけを考えていた」。対戦したのは2日前の対戦で本塁打を放っていたシャギワだったが、「特に意識はなかった」。
穏やかな心で集中力を研ぎ澄ませていた。4球目の外角球に自然と体が反応した。素直に打ち返した打球はとてつもない勢いで、バックスクリーン左へのスタンド中段へと飛び込んだ。
1839人の観客も総立ちで大喜びだ。「やっぱり歓声があると全然違う。力になった」。長かった自主練習期間には「いつかファンの前でスタンドにぶち込みたい」と願いを込めて調整に励んでいた。その思いが最初の日に叶った。
「たぶん一生忘れることはないかなと思います」
また、ソフトバンクは本拠地ペイペイドームでの通算1000勝の節目の白星を飾った。