オリックス・ロドリゲス、逆転サヨナラ3ラン 劇的勝利に西村監督「応援が力に」

 「オリックス4-3日本ハム」(10日、京セラドーム大阪)

 今季19試合目、スタンドに戻ってきた4000人のファンに最高の贈り物が待っていた。

 贈り主はオリックス・ロドリゲス。新助っ人は土壇場の九回2死一、二塁。追い込まれながら秋吉の130キロチェンジアップを捉え、ライナーで左翼スタンドに運んだ。逆転サヨナラ勝ちを呼ぶ4号3ラン。打った瞬間にスタンドは総立ちになり、一塁ベンチのナインも飛び上がったが、ヒーローは気合の表情で弾道を見届け、バットを投げた。

 「打った瞬間に入ると思った。前の2人が四球で出てくれたおかげ。最高の結果だ。ボールが少しでも浮いてきたら、しっかり打っていこうと思っていた」

 2点ビハインドの九回2死からジョーンズ、T-岡田が四球で出塁し、巡ってきた打席で結果を出した。

 西村監督は「最後までやるんだという気持ちの表れ。(お客さんが入って)絶対に負けられないゲーム。こういう形で勝ててホッとしている。スタンドで実際に応援していただくのは力になります」とファンに感謝した。

 鳴り物はなくても、一投一打に拍手、歓声、どよめきが起こる“新たな観戦様式”の中で今季初のサヨナラ勝ち。それも18年9月1日・西武戦の中島以来、2年ぶりとなるサヨナラ弾。そして14試合連続だった07年以来となる13試合連続本塁打も継続。ファンの声援を追い風に、最下位脱出へつなげる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス