ソフトバンク連勝で借金1に 工藤監督は見ていた明石の姿「努力はウソをつかない」
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「ソフトバンク8-4楽天」(11日、ペイペイドーム)
ソフトバンクが2連勝して借金を1まで減らした。
序盤で4点をリードされながら、三回までに追いついて、終盤に逆転した。その打線の中でもひと際輝いたのが6番で起用した明石だった。4対4の七回裏2死二塁で左中間を破る適時三塁打を放った。この日の3安打目が決勝タイムリーとなった。
工藤監督は見ていた。2日前の試合後だった。居残りで一人黙々とティー打撃を行う明石の姿があった。「努力はウソをつかない。声を掛けても体の状態はいいみたいだし、さすがだなと思います」。
今季は栗原や三森といった若手も積極的に起用しているが、やはりベテランの力に頼る場面は少なくない。今季17年目の明石はチーム野手で唯一ダイエー時代を知る選手だ。戦力バランスが整えば、ソフトバンクはやはり地力が一枚上だ。じわじわと上位に迫ってきた。