磐田東・二俣捕手がマウンドで143キロ 阪神など9球団が視察
「高校野球静岡大会・1回戦、磐田東8-5浜松工」(12日、浜松球場)
高校通算21発で今秋ドラフト候補の磐田東・二俣翔一捕手(3年)が、国内9球団のスカウトの前で持ち味を発揮した。浜松球場での初戦に「1番・捕手」で先発出場。初回に左前へ運び、「勢いが生まれた」と先制劇の口火を切った。
“守護神”として五回からはマウンドにも上がった。自己最速にあと1キロと迫る143キロを計測。同校には磐田ユース所属の生徒が在籍する中、サッカーの授業で屈指のキック力を誇るなど身体能力は抜群だ。
視察した阪神・吉野スカウトは「振れるところが一番いい」と評価した。履正社・関本や星稜・内山ら高校生捕手に好素材がそろうが、「いい位置だと思う」とヤクルト・橿渕スカウトグループデスク。強肩強打を武器にプロ入りを狙う。