今秋ドラフト候補右腕の大商大・吉川、視察10球団にアピールの5回無失点
「関西六大学野球・春季リーグ戦代替試合、大商大6-3神院大」(13日、皇子山球場)
コロナ禍により、中止となった関西六大学野球の春季リーグ戦の代替大会が13日、皇子山球場(滋賀)で開幕した。
今秋ドラフト候補の大商大・吉川貴大投手(4年)が開幕戦で先発を務め、雨が降りしきる中、5回を3安打無失点5奪三振と好投。阪神や巨人、ヤクルトなど9球団のスカウト陣らの前で、アピールに成功した。
三回には2三振を奪うなど、この日最速145キロの直球と大きく曲がるカーブで相手を翻弄(ほんろう)。五回に二塁打を浴びたが、きっちりと後続を断ち三塁は踏ませなかった。
ヤクルト・岡林スカウトは「試合が少ない中で、真っすぐがあれだけ投げられたら十分」と評価。吉川は「グラウンドが良くない中で、しっかり0で抑えることができてよかったです」と安どした。