ロッテ・美馬「大きかった」バランス崩す“珍投球”も偶然の中田斬り

 7回2失点で2勝目を挙げ、益田(52)からウイニングボールを受け取り笑顔の美馬
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 「日本ハム2-5ロッテ」(14日、札幌ドーム)

 ロッテ・美馬学投手が先発し、7回を6安打2失点で2勝目をマークした。直球が走り、走者を出しても粘り要所を締めた。「調子自体、今年で一番良かった」と充実の表情を浮かべた。

 ピンチは“珍プレー”で防いだ。四回1死一塁で打席には4番の中田。フルカウントからの投球の際、マウンドのプレートがちぎれ、バランスを大きく崩した。フォークの握りのまま95キロの“超遅球”で空振り三振に仕留めた。

 美馬は「あれしかなかったんじゃないか、くらい、いいところに投げられた。たまたまですけど、あそこで三振を取れたのは大きかった」と笑みを浮かべて振り返った。

 今季初めて右腕を6連戦の初戦に先発させた井口監督は「期待通り投げてくれた」と目を細めて絶賛した。今後も6連戦の初戦に登板する可能性がある美馬は「いい流れをつくれるように、これからもやっていきたい」と意気込んだ。

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