DeNA負けて17戦目オセロの呪縛から脱出 ラミ監督の非情采配実らず
「中日8-0DeNA」(16日、ナゴヤドーム)
勝ちと負けを交互に繰り返す“オセロ”は16試合で止まった。今季初の完封負けで6月19、20日広島戦(横浜)以来の連敗。DeNAのアレックス・ラミレス監督(45)は先発の中川を1回で降板させる非情采配を振るったが、白星に結びつかなかった。
中川は2死から連続四球で一、二塁。阿部に右前適時打を浴びた。前回登板の4日・ヤクルト戦(神宮)と同じように四球から崩れ、「初回でマウンドを降りることになり、チームにならびにリリーフ陣に申し訳ないです」と唇をかんだ。
ラミレス監督は「前回の登板も同じような形で四球から。あのままだと流れは相手にいってしまうと思ったので、流れを変えるために」と決断の理由を説明。10日・阪神戦(甲子園)でも先発の大貫を初回3失点で交代させており、2カード連続で先発が初回で降板する事態が発生した。
長期ロードは6勝8敗。「ホームに帰ると、ファンの皆さまと一緒にプレーできる」と指揮官。本拠地から仕切り直しを図る。