楽天・安楽 3年ぶり白星!先発・弓削打球直撃で緊急登板
「楽天7-4西武」(16日、楽天生命パーク宮城)
緊急登板の楽天・安楽が3年ぶりの白星をつかんだ。2点リードの四回。先発の弓削が先頭・栗山の打球を受け、一度は治療終えて戻るも、続く中村のカウントが2-0となったところで降板。ここで2番手として安楽が急きょマウンドへ向かった。
「(ブルペンでの)球数は10球ぐらい。肩を作ることだけ考えてやっていた」。中村には右中間へ二塁打を打たれるが「早い段階で降りる悔しさは僕も分かる」と、涙の降板となった弓削の思いを背負い、後続を木村の中犠飛のみの失点に抑えた。
近年は故障に苦しんだ右腕が1回2/3を無失点で17年以来の白星。今季は中継ぎで開幕1軍入り。「僕も6年目。後がないと思ってやっている。全力でチームのために腕を振るだけ」。苦難を経て大きな戦力へ成長した。