阪神・和田TAが履正社・関本を高評価「見極めが武器。お父さんに似ている」
「練習試合・履正社5ー3智弁和歌山」(19日、履正社グラウンド)
履正社と智弁和歌山の練習試合にプロ5球団11人のスカウトが集まった中、今秋ドラフト候補で履正社主将の関本勇輔捕手(3年)が「4番・捕手」で出場。先制の適時打を含む2安打1打点の活躍した。また、同じくドラフト候補の小深田大地内野手(3年)は、実戦4戦連発となる右翼への場外弾で高校通算33本目に。阪神は和田豊TA、嶌村球団副本部長、渡辺スカウトら4人で視察に訪れ、和田TAが関本の打撃面を評価した。
いきなり巡ってきたチャンスは初回1死一、二塁の場面。冷静にボールを見極め、2ボールからの3球目をはじき返すと、三遊間を破る先制の左前適時打となった。五回には無死からの左前打で出塁してアピールした。
「打点を稼ぐのが仕事なので、とにかく外野まで運べばいいかなと思いました」と関本。大阪府高野連による独自大会での初戦は22日の北かわち皐が丘戦。「大阪で誰よりも打点を稼ぐというか、1番打点を稼ぐというのが、4番としての仕事になるので目標に掲げています」と決意を語った。
視察を終えた和田TAは「スイングはシャープなんだけど見極めがいい。際どいところを見極めて、ストライクゾーンに甘くきたところを確実にヒットにしていたから。あの見極めが武器。そういうところがお父さんに似ている」と評価。選球眼の良さと確実性のある打撃を、父で元阪神の関本賢太郎氏の姿に重ね合わせていた。