ドミニカ留学生のモレノが公式戦初出場 大阪偕星学園が初戦敗退

 8回、見逃しの三振に倒れる大阪偕成学園 ダビッド・バチスタ・モレノ=久宝寺球場(撮影・高部洋祐)
近大泉州に敗れ、整列する大阪偕成学園 ダビッド・バチスタ・モレノ(中央)ら大阪偕成学園ナイン=久宝寺球場(撮影・高部洋祐)
試合後、スマホの翻訳アプリを使い取材に応じる大阪偕成学園 ダビッド・バチスタ・モレノ(右)=久宝寺球場(撮影・高部洋祐)
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 「高校野球大阪大会・1回戦、近大泉州5-1大阪偕星学園」(19日、久宝寺球場)

 メジャーリーガーを多数輩出しているドミニカ共和国からの留学生が日本の夏を彩った。大阪偕星学園、ダビッド・バチスタ・モレノ外野手(2年)が、4点を追う九回1死無走者の場面で代打で公式戦初出場。最後にスライダーを見送り3球三振に倒れた。チームは初戦敗退し「ジャストミートできなかった。気分はよくないです」と悔やんだ。

 「日本の文化と野球を学びたかった」と18年11月に来日し、昨年6月に同校に入学。ドミニカでは日本の「甲子園」は知らなかったが、来日して「みんなが1つになってチームのために動くことに驚いた」と言う。

 まだ日本語がつたないため、報道陣とはスマートフォンの翻訳アプリを使って対話した。初めて覚えた日本語は「おなか、すいた」と笑わせ、一番好きな日本語は「ありがとうございます」、アピールポイントは「打撃と野球への情熱」と話した16歳。「プロになって家族に恩返ししたい。日本でプレーしてメジャーリーガーになりたい」と、日本から世界へ羽ばたくつもりだ。

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