DeNAあと1人から暗転…守護神配置転換も 指揮官「考えようかなと思う」
「DeNA3-5巨人」(19日、横浜スタジアム)
連敗ストップへあと1人の場面から、暗転した。3-2の九回。DeNAの守護神・山崎康晃投手(27)が2死二塁までこぎ着けたものの、丸の二塁への適時内野安打で同点とされ、代わった国吉が岡本に痛恨の決勝2ランを被弾。首位の巨人に3タテを食らい悪夢の5連敗。阪神に抜かれ、4位に転落した。
守護神の背信投球にラミレス監督の表情は厳しかった。同点とされたところで「展開が変わったので」とイニング途中での交代を決断。「試合を締められないと」と注文をつけ、配置転換の可能性については「休んで考える時間はたくさんあるので、そこで考えようかなと思う」と否定しなかった。
優勝のためにはなくてはならない存在だが、開幕から不安定な投球が続く。状態を問われた指揮官は「基本的にはあまり(開幕から)変わっていない。数字が物語っている」と信頼の揺らぎを口にした。開幕から約1カ月で訪れた大きな試練。5連敗という数字以上に分厚い暗雲が立ちこめつつある。