“佐々木朗希から本塁打”盛岡一・高橋怜の最後の夏終わる 目標はプロ入り
「高校野球岩手大会・準々決勝、盛岡大付11-4盛岡一」(21日、岩手県営野球場)
高校通算35本塁打の盛岡一・高橋怜大(れお)内野手(3年)は八回に中前打を放ち、敗退の中で意地を見せた。
三回2死満塁では押し出し死球。ボールの縫い目が当たった痕が左腕に残るほどの衝撃を受けたが、「自然に出た」とガッツポーズを作って一塁へ向かうなど気迫あふれるプレーで最後の夏を終えた。
“令和の怪物”から放ったあの一発が忘れられない。昨年7月7日の大船渡との練習試合で、佐々木朗希(現ロッテ)から左翼へ本塁打。「レベルの高いピッチャーから打てたのが自信になった」と野球へ取り組む意識や姿勢も変わった。
県内屈指の進学校ながら、高卒プロ入りの夢も抱いている。日本高野連と日本野球機構(NPB)共催の合同練習会参加も熟考中。「願わくばプロの舞台で朗希さんと対戦したい」と新たな目標を目指していく。