昌平の2年生・吉野創士がバックスクリーン弾 同学年の大明桜・風間と「戦ってみたい」
「練習試合・昌平10-3聖望学園」(24日、上尾市民球場)
来秋ドラフト候補の昌平・吉野創士外野手(2年)が24日、埼玉・上尾市民球場で行われた聖望学園戦に「3番・右翼」で出場し、本塁打を含む3安打の活躍を見せた。同じ2年生で最速150キロのノースアジア大明桜・風間球打(きゅうた)投手との対戦に意欲を示した。
初回、2ストライクと追い込まれながらもバックスクリーンへの本塁打で先制。流れを呼び込む一打に「うまくタイミングが合った」とはにかんだ。先日、ノースアジア大明桜の風間投手が150キロを計測したことについては「知っていた。同学年なので戦ってみたい」と対決の実現を心待ちにした。
この日は今秋プロ注目の昌平・渡辺翔大内野手と聖望学園・蔵田亮太郎内野手がいることからNPB7球団が視察。そんな中での吉野の活躍にオリックス・上村スカウトは「センターから右方向の打球が強い。パンチ力が魅力。2年生なのでもっと良くなる」と高評価。
8月8日からは埼玉県の独自大会が開催され、昌平の初戦は10日の春日部東戦となる。黒坂監督は吉野について「急きょ(メンバーに入れた)。3年生が吉野創士を入れたい、勝つんだったら創士の力が必要だと」と、チーム全員が期待を寄せる。3年生と最後の夏、「自分の全力を出し切って、3年生と一緒に優勝できるように」と2年生スラッガーは拳を握った。