巨人・坂本 史上43人目1000得点 史上3番目のスピード記録
「ヤクルト4-9巨人」(26日、神宮球場)
偉大な記録の達成後、巨人・坂本ははにかみながら記念のボードを掲げた。初回にホームを踏み史上43人目、球団では王、長嶋らに次ぐ5人目の通算1000得点を達成。31歳7カ月での到達は史上3番目の年少記録の快挙だ。
記念のホームインは初回だ。無死一塁から遊撃内野安打で出塁。その後、三塁まで進み、無死二、三塁から岡本の左前打でゆっくりとホームを踏んだ。「1000回もホームにかえることができたのはチームメートのおかげです。感謝の気持ちしかありません。これからもチームのために積み重ねていきたいです」と記録の重みに実感がこもった。
ベンチに戻るとチームメートらに祝福された坂本。これだけでは終わらない。四回の打席では外角変化球を巧みにさばき、右中間へ4号2ラン。さらに六回には右前打で出塁し6月20日以来の猛打賞をマークした。
高卒2年目の08年にレギュラーに抜てきした原監督も猛打賞には「久々にそろばんをはじいたよ。(安打数を)パンパンとね。すごく彼らしい、いいホームランだったよ」と笑み。前夜はサヨナラ負け。試合前の円陣では増田大がヤクルトを飲み「勝ちましょう!」とゲキを飛ばした。それにヨッシャーと呼応した主将のメモリアルに、勝利で花を添えた。