早実・清宮福太郎が公式戦1号場外弾 逆転勝ちで初戦突破

 9回、清水(手前)の同点適時打に湧く清宮(中央)ら早実ベンチ(撮影・伊藤笙子)
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 「高校野球西東京大会・1回戦、早実8-6八王子学園八王子」(27日、ダイワハウススタジアム八王子)

 日本ハム・清宮幸太郎の弟である早実・清宮福太郎外野手(2年)が公式戦1号を場外弾で飾った。1-3の四回先頭の第2打席に内角高めのカーブを振り抜き、左翼ポールを巻く推定120メートル弾。打球の行方を立ち止まって確認した後、悠々とダイヤモンドを一周した。

 兄と同じ名門の4番に座っても、堂々とした風格だ。記念すべき一発は「インコースを打とうと思っていて」と狙い通りの打撃。劣勢だったチームに勢いをもたらし、計5発8得点の逆転勝ちに貢献した。

 ネット裏のスカウトも豪快な当たりに舌を巻いた。巨人・青木スカウトは「パワーがあるので。(タイミングの取り方が兄と)似ている」とコメント。昨秋は部内不祥事で東京大会を辞退し、今春もコロナ禍で東京大会が中止。1年ぶりとなった公式戦で輝きを放った。

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