プロ野球&Jリーグに専門家から提言「観客の行動を観察していくことが必要」
日本野球機構(NPB)とJリーグが設立した新型コロナウイルス対策連絡会議が27日、オンラインで開かれた。会議後の会見では、専門家チームから有観客試合における応援について言及があり、座長の東北医科薬科大・賀来満夫特任教授は「観客の行動をしっかり観察していくことが必要」と話した。
テレビ中継を見る際に、観客の動向を注視しているという同教授は「興奮してハイタッチをしたり、時にはハグに近い形のことは見受けられる」と指摘。雨天時にコンコースが密になっている状況も見られており「あまりにそうした行為が見られた場合はしっかりと啓発に取り組む必要がある」とした。
また、会議では陽性者が出たJリーグ・名古屋について取り上げられた。26日の広島戦を中止とした経緯も含め、その後に開かれた12球団代表者会議で情報共有。斉藤コミッショナーは12球団が月に1度、PCR検査受ける現在の方針を継続していくとし「色んな事を想定してマニュアルを作っている。そういうルールで粛々と進めていく」と話した。