早実 清宮弟・福太郎 ド派手1号!アニキに負けない場外弾 逆転勝ちで初戦突破

 「高校野球西東京大会・1回戦、早実8-6八王子学園八王子」(27日、ダイワハウススタジアム八王子)

 日本ハム・清宮幸太郎内野手(21)の弟である早実・清宮福太郎内野手(2年)が、公式戦1号をド派手に飾った。今大会初戦、八王子学園八王子戦に「4番・左翼」で先発出場。チームも主砲の一発を含む5発8得点で逆転勝ちし、28日の八王子実践との2回戦へと進んだ。

 スラッガーとしての素質を打球で示した。1-3の四回先頭、清宮の第2打席。「インコースを打とう」と狙い通り内角高めのカーブを逃さなかった。左翼ポールを巻きながら場外へと消える推定120メートル弾。打球の行方をしっかりと確認した後、悠々とダイヤモンドを一周した。

 2年生ながら公式戦初の4番に座った。高校通算111発の兄も担った重責。「自覚と覚悟は必要かなっていうのはありました。世間的にも大きな看板をしょっているというのはありますし。4番で打っている以上、早実に泥を塗らないような結果を残したい」

 和泉実監督(58)が「勝負強く打っている」と託した主砲のソロアーチでムードも一変した。チーム計5発8得点。終盤に6得点で試合をひっくり返すなど、兄が在籍していた時代のように劇的な展開で初戦を突破した。

 NPBスカウトらも実力を認めている。「バットの内側からヘッドが出ている。天性のもの」と日本ハム・坂本スカウト。巨人・青木スカウトも「(タイミングの取り方が兄と)似てますよね」と打席での姿を重ねた。

 昨秋は部内の不祥事で大会参加を辞退し、今春はコロナ禍で大会自体が消えた。雨による4度の順延を経て、ようやく迎えた昨夏以来となる公式戦。1年ぶりのひのき舞台で強烈な輝きを放った。

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