明徳義塾がコールドで4強進出 2年生左腕・代木が好投
「高校野球高知大会・準々決勝、明徳義塾8-1高知工」(28日、春野総合運動公園野球場)
明徳義塾が八回コールドで危なげなく4強に進出した。
この日は2年生左腕・代木大和投手が夏初先発。馬淵史郎監督が「緊張していた」と話すように、初回先頭打者への四球から1点を失った。しかし二回以降は「監督や佐藤先生に『打たせて取れ』と言われて開き直れた」と、無失点。最速136キロの直球を低めへ意識して5回で9三振の好投を見せた。
2年生の踏ん張りに打線も応えた。先制された直後の1回裏、主将の鈴木大照捕手(3年)、4番の新沢颯真内野手(3年)の連続適時打で逆転。四回にはこの回だけ3四死球と崩れた、高知工先発の山本兼史投手(3年)を攻め、プロ注目の奥野翔琉外野手(3年)の適時打などで5点を奪った。
奥野は八回にも右越え適時三塁打を放ち、視察した3球団のスカウトにアピール。高知大会の優勝と10日の甲子園交流試合へ向け「泥臭さを忘れずに必死にやっていきたい」と、決意を語った。