「巨人４－２ＤｅＮＡ」（２８日、東京ドーム）

　巨人が初の東京ドーム有観客試合で大技、小技を絡めて快勝した。

　１点を追う初回に坂本の５号同点ソロ。四回１死から岡本の左越えソロで勝ち越したが１死二、三塁から、パーラの二ゴロの間に三塁から大城が本塁生還し、貴重な１点を加点した。

　１点差に迫られた八回は左前打で出塁した亀井の代走に足のスペシャリスト、増田大を起用。１死後、丸の打席で二盗に成功。丸の中前打で二走の増田大が本塁に生還し再び突き放し貴重な追加点を挙げた。一方でＤｅＮＡは六回２死一塁から柴田が左翼フェンス直撃の二塁打を放つもロペスは三塁でストップ。次打者の代打神里が空振り三振に倒れ同点にできなかったのが響いた。

　巨人の貯金は今季最多の１１。東京ドームのファンの応援に原監督は「（試合前から）高揚感がありました」と感謝。Ｇ党の前で両リーグ２０勝一番乗りを果たすも「まあまあ、振り返るのはまだ早いよ、まだまだ」と手綱を締めていた。