オリックス・斎藤、故郷でプロ初星 札幌市出身の6年目苦労人「頑張って良かった」

 「日本ハム2-7オリックス」(31日、札幌ドーム)

 敵地でのヒーローインタビュー。インタビュアーの「札幌市出身の道産子です」との紹介にオリックス・斎藤は照れ笑いを浮かべた。プロ6年目。通算27試合目でようやくたどり着いたプロ初勝利だ。

 「うれしいの一言。頑張ってきて良かった」

 同点の六回1死一塁から登板、宇佐見、中島をスライダーで連続空振り三振。ピンチを切り抜け、打線の爆発を呼び込んだ。

 北照から14年度のドラフト5位で入団した左腕。当初は先発として期待され16年には台湾ウインターリーグにも派遣されたが伸び悩んだ。17年オフには同じ左腕の阪神・能見に弟子入りを願い出た。そんなとき2軍のコーチ陣から「腕を横にしてみないか」と打診された。同年のドラフトで同い年の左腕・田嶋が入団したこともあり、サイド転向を決めた。

 そこから3年目。「左打者の内角真っすぐを使えるようになったのが大きい。あと、スライダーも速く、曲がりが大きくなった」と自信を深めた。連敗で苦しむチームに孝行息子が現れた。

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