市和歌山の2年生右腕・小園、智弁和歌山に4回1失点「155キロ目指してます」

2番手で力投する市和歌山・小園健太(撮影・高部洋祐)
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 「高校野球和歌山大会・3回戦、智弁和歌山7-4市和歌山」(1日、紀三井寺公園野球場)

 敗れた市和歌山にあって、152キロ右腕の小園健太投手(2年)が存在感を示した。逆転した直後の二回から登板すると、二回に1点を失いながらも、三回から五回は無失点のピッチング。結果的に4回3安打1失点2三振で、プロのスカウト陣のスピードガンでは最速144キロを記録した。

 「まっすぐがあまりコントロールできてなくて、入れていったまっすぐを狙われていたので、カットボールとツーシームを入れて打たせてアウトを取らせることができた」

 初回の智弁和歌山の攻撃中からブルペンで投球練習。その合間に捕手から胸の辺りをさすってもらっていたことを「緊張していたので、さすってもってました。あまり緊張しないタイプですが、3年生が負けたら終わりで相手も智弁ということで」と振り返ったが、智弁和歌山のドラフト候補・細川凌平内野手(3年)との対戦では2打数無安打に抑えるなど、堂々としたピッチング。身長184センチ、体重86キロという体格も生かし、さらなる伸びしろも感じさせた。

 「(最速は)最近、152キロを練習試合で。1球でしたが。(相手は)大阪桐蔭戦でした。高校の間に常時150キロというのを目指してます。最速では155キロを目指してます」。市和歌山の2年生には、この日「3番・捕手」で出場し、智弁和歌山のドラフト候補の小林樹斗投手(3年)から、六回に中前打も放った松川虎生捕手(2年)もいる。揃って、来年のドラフト戦線をにぎわせる存在となりそうだ。

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