コロナ感染のソフトバンク長谷川は現在2軍も…1軍の西武戦中止 専門家がリスク懸念
ソフトバンクは1日、長谷川勇也外野手が新型コロナウイルスに感染したと発表した。これにより、2日に予定されていた1軍の西武戦(ペイペイドーム)が中止となった。
プロ14年目のベテランは今季、ここまで11試合に出場して打率・297、0本塁打、1打点。右脇腹の筋挫傷で、7月7日に出場選手登録を抹消されていた。
現在はファームで調整中。7月30日にはウエスタン・リーグの阪神戦(タマスタ筑後)に「4番左翼」で出場していた。
行動履歴、チームスタッフとの接触状況を確認したところ、1軍監督やコーチ、選手、スタッフとの直接の接触はなかったという。ただ、日本野球機構・日本プロサッカーリーグ連絡会議専門家チーム・地域アドバイザーの泉川公一教授(長崎大学)より、同選手はファーム施設を利用しており、同施設を利用している1軍選手やスタッフを経由しての新型コロナウイルス感染の可能性を否定できないとの見解から、2日の西武戦(ペイペイドーム)を中止するとした。プロ野球では選手から感染者が出るのは、6月19日のシーズン開幕後では初めて。
長谷川は31日の就寝時に咽頭に若干の違和感があり、微熱(37・3)を発症。8月1日に咽頭の違和感は消失したが、微熱(37・2)があったことから病院を受診、PCR検査を受けて陽性が判明した。現時点では発熱などの症状はなく、保健所の指示から自宅待機している。