ヤクルト・村上 喜べぬ38打点目 リーグ単独トップ死守も悔し連敗
「中日3-1ヤクルト」(1日、ナゴヤドーム)
笑顔なく、ヤクルト・村上はバスへと乗り込んだ。1点が遠く、投手戦を制することができずに連敗。苦しめられた中日先発・勝野から価値ある1点を奪い、打点を「38」へと伸ばしたが…。勝利には結びつかなかった。
1点を追う四回。踏ん張る先発・小川を援護しようと、チームは円陣を組んだ。2死二塁で回ってきた4番の打席。村上は追い込まれてからのフォークを狙い澄まして左前へ。これで31試合連続出塁とした。
「追い込まれていましたが、逆らわずうまく打つことができた。走者をかえすことができてよかったです」
この日は巨人・岡本が満塁本塁打を放ち、37打点。村上も1打点を加え、リーグ単独トップを死守した。それでもチームを勝利に導けず。連敗ストップへ、うつむく顔を懸命に上げた。