プロ注目の観音寺一・田中大貴は大学進学「今のままでは全然ダメ」
「高校野球香川大会・3回戦、藤井5-3観音寺一」(2日、レグザムスタジアム)
高校通算44本塁打、プロも注目する観音寺一(香川)のスラッガー・田中大貴内野手(3年)が大学進学を明言した。
NPB4球団のスカウトが視察する中、3番・遊撃で出場した田中は、5打数4安打1打点と打撃力をアピールした。六回には二盗も決めた。最大4点差をじわじわと追いかけたが、二、三回のエラーからの失点が響き、最後まで追いつくことができなかった。視察したヤクルトの岡林スカウトは「守備も足もいい」と評価を語った。
試合後、田中は「努力できる場所があったこと、努力してきたことを出せたことに感謝したい」と、うつむくことなく話した。プロ志望届も提出しない意向で「今のままでは全然ダメだと思っている。一から体を作り直して、将来はプロを目指して頑張りたい」と、4年後のプロ入りを目指し努力を続ける。