ソフトバンク1軍影響なし、6連戦へ3日仙台移動 ファームは1人発熱で活動停止へ

 ソフトバンクは長谷川勇也外野手(35)の新型コロナウイルス感染判明から一夜明けた2日、三笠杉彦GMがオンライン会見を開いた。1日夜にPCR検査を受検した筑後のファーム施設を利用する1軍選手、スタッフ計7人が陰性と判定されたと発表。これを受けて1軍は4日からの楽天6連戦(楽天生命)に向け、3日に仙台へ移動する方針を示した。また、西武戦が中止されたペイペイドームと筑後では選手らがPCR検査を受けた。

 長谷川が陽性と判定されてから一夜明け、三笠GMは前夜のうちにファーム施設を利用している1軍選手とスタッフ計7人についてPCR検査を実施し、全員が陰性と判定されたと発表した。その上で「現時点で1軍監督、コーチ、選手、スタッフについて、ファーム施設を経由した感染の可能性はないと判断した」とした。

 陰性判定の1軍選手は1日の西武戦後から筑後の選手寮に戻っておらず、1日以降はファーム施設での接触もない。これを受けて1軍の活動には影響がないとし、4日からの楽天6連戦に向け、予定通り3日に仙台市に移動する方針も示した。

 この日は施設利用者以外の首脳陣や1軍選手らも、西武戦が中止となったペイペイドームで受検。検査結果は3日午後の出発前に判明するといい、全て陰性と確認した上で移動を開始する。

 また、ペイペイドームと筑後のファーム施設で入念に消毒作業が行われた。筑後では主に2軍の首脳陣や選手が訪れ、こちらでも検査を実施。午後になると真っ白な防護服を着用して作業する関係者の姿が見られた。

 一方でファームの活動は変更が迫られそうだ。三笠GMは筑後での検査でファーム選手1人が発熱の症状を訴えていると明かした。当該選手もPCR検査を受検。結果は近日中に判明する見通しだ。

 そのため2軍は4日にウエスタン・広島戦(由宇)に臨む予定だったが、三笠GMは「火曜日の試合実施は現実的に難しい」との見通しを示した。検査結果などが全て判明するまで、ファームは活動停止となる予定だ。

 工藤監督も球団広報を通じてコメントを発表。「感染防止意識を持ち、万全な対策を講じてもかかってしまうということに怖さを改めて感じるが、これまで以上に感染防止に努め、準備をして試合に臨むという姿勢は変わらない」と最善を尽くす姿勢を強調した。

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