選手会が「田沢ルール」撤廃を要望 NPB側は協議する意向

 日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)の事務折衝が5日、オンラインで開かれ、選手会側は通称「田沢ルール」について、撤廃を要望した。

 選手会の森事務局長は「今の選手に直接というよりは、こういうルールがあることによって、今後職業として野球を選択する人にも影響してくることもあるので、撤廃するよう協議していただきたいという申し入れをした」と話した。NPB側は協議する意向を示したという。

 田沢純一投手は今年、ルートインBCリーグの埼玉に入団し、7月31日に公式戦初登板を果たしていた。田沢は2008年に新日本石油ENEOSからNPB球団を経ずにレッドソックスと契約。NPBに復帰するためには「帰国後に高卒の場合は3年間、大卒と社会人選手の場合は2年間はNPB球団と契約できない」という通称“田沢ルール”がある。

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