「高校野球和歌山大会・準決勝、智弁和歌山１２－３日高」（５日、紀三井寺公園野球場）

　今秋ドラフト候補の智弁和歌山・小林樹斗投手（３年）が、自己最速を１キロ更新する１５１キロを記録。ただ、緊急登板ながら１回２／３を５安打１失点という結果に「球速というより、抑えきれなかったので。（緊急登板でも）その中でも臨機応変にしっかり抑えないといけない」と課題を口にした。

　七回から登板予定だったが、２番手の矢田真那斗投手（３年）が、六回１死から連続四球を与えたところで急きょ登板。そこから４連打を浴びて失点した。それでも七回は無失点に抑えて決勝進出に貢献した。

　阪神・渡辺スカウトは「ボール自体は悪くなかったですし強さもありました」と評価。小林樹は「明日に向けてしっかり準備したいです」と決勝戦に気持ちを向けた。