巨人原監督 野手・増田大の投手起用は特別驚かない 岡義朗氏が解説

8回、阪神打線を相手に好投した巨人・増田大輝=甲子園(撮影・田中太一)
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 「阪神11-0巨人」(6日、甲子園球場)

 0-11と勝負の行方が決した八回1死から、原監督が野手の増田大を6番手としてマウンドに送り込んだ。本当なら堀岡で八回を終わりたいところだったんだろうけど、中谷に満塁本塁打を浴びたりと、計算外の投球だったということだろうね。

 ただ、巨人も連戦が続くだけに、ムダな投手を使いたくないところ。主軸の坂本に送りバントをさせてきた原監督だけに、私としては特別驚いたという感情はなかった。

 勝ちながら、うまく若手を育てている原野球。貯金がたくさんあるからという見方もできるけど、この日もまだ3点差の四回にプロ初登板となる沼田を2番手に告げた。先を見据えた中での選手起用なんだろうけど、なかなかこの場面でプロ初登板の投手を起用する勇気はないよ。敗戦の中にも、さすがと思わせる原采配だったね。

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