桐生第一・蓼原 “同名”スタルヒンと同じ舞台目指す 4回1失点で夢へ前進

 「高校野球群馬大会・準決勝、桐生第一6-2前橋商」(8日、桐生球場)

 偉大なプレーヤーとの共通点を誇らしく感じている。ロシア人の母を持つ桐生第一・蓼原慎仁投手(3年)はミドルネームが「ヴィクトル」。巨人などで投手として活躍し、通算303勝を挙げた日本プロ野球界初のロシア出身選手・スタルヒンと同じ名前だ。

 中学生のころ、大投手の名を冠した旭川スタルヒン球場を訪れる機会があった。“レジェンド”の像を見て「自分もこういう選手になりたい」と尊敬の念を抱いた。プロ野球選手への夢を膨らませ、同じ舞台に立ちたい一心で腕を磨いてきた。

 コロナ禍で調整が制限された中、サイズアップに努めた。日本人の血も流れる右腕は朝と晩に必ず米を600グラム食べることを課し、70キロ台だった体重は80キロまで増量。がっちりとしてきた体格に手応えをつかんでいる。

 この日は3番手として登板し、4回1失点にまとめた。回転数が持ち味の直球を痛打されたが、変化球主体の配球で修正。視察した阪神など4球団に新たな一面を披露し、夢へとまた一歩近づいた。

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