花咲徳栄のブラバンリモート応援がネットで話題に 事前に選曲 ナイン「心強かった」
「高校野球交流試合、花咲徳栄3-1大分商」(10日、甲子園球場)
花咲徳栄(埼玉)が接戦を制し、開幕戦で勝利した。ネットでは花咲徳栄のブラスバンド部による、リモート応援が注目を集めた。
新型コロナウイルスの影響で、前例のない「夏の甲子園」。メンバー外の選手や家族など一部関係者を除いて原則無観客のため、ブラスバンド部は学校の教室で試合中継を観戦しながら、攻撃中に応援歌を演奏した。
ネットではトレンド上位に花咲徳栄が入り、ブラスバンドも話題に。「試合を見ながら視聴しました」、「感動をありがとう」、「素晴らしい応援でした」との声であふれた。
ブラスバンド部は「TOKUHARU」の文字が入った、おそろいのブルーのTシャツで団結。同校の代表的応援歌「サスケ」「あんパンマーチ」などで、熱い“気持ち”を送り続けた。
花咲徳栄は初回の3点を守り切り、見事に勝利。甲子園で流れる校歌に合わせ、ブラスバンド部も体を横に揺らしながら校歌を口ずさんだ。映像はYouTubeでも放送された。
3安打を放った花咲徳栄・中井大我捕手は「終業式の時、吹奏楽部のみんながYouTubeで応援をすると聞いていました。SNSでも『見ているから頑張れ』と言われ、心強かったです。すごくありがたい。みんな見てくれていると思ってプレーしました」と笑った。
事前に選手それぞれ、応援歌の希望曲を伝え、中井は楽天時代のウィーラー(現巨人)の応援歌を選曲したという。野球部の関係者も「本当にありがたい。本当に聞こえていたら、もっと乗っていたかもしれない」と、感謝の思いを述べた。