東海大菅生が夏の東京王者 47年ぶり東西頂点 臼井がサヨナラ打
「高校野球東京大会・東西決戦、東海大菅生3-2帝京」(10日、ダイワハウススタジアム八王子)
東海大菅生が夏の東京王者に輝いた。東西東京大会の優勝校による東西決戦が行われ、西東京大会を3年ぶりに優勝した東海大菅生が、東東京大会を9年ぶりに制した帝京を逆転サヨナラで下した。東京では74年以降、夏の大会は東西に分割となったため、夏の東京王者を決めるのは73年以来47年ぶり。
2点を追う九回、東海大菅生は先頭の千田が中前打で出塁。玉置が四球を選び、3番・森下が左中間三塁打を放ち同点。さらに2つの申告敬遠で満塁とし、臼井が中前に落ちるサヨナラ打を放った。
帝京は先発した左腕・田代が直球とチェンジアップ、スライダーを丁寧に外角に集めて翻弄(ほんろう)。西東京大会で1試合平均7・8得点を奪ってきた強力打線を八回までわずか1安打に抑え、三塁も踏ませない好投だったが、九回に打たれた。