オリックス逆転負け 西村監督「Tもよく打ってくれたんですけど…」
「ソフトバンク8-7オリックス」(11日、ペイペイドーム)
オリックスは五回にT-岡田の逆転満塁本塁打で5点差を逆転する粘りを見せたが、1点のリードを守り切れなかった。
六回は初めてリードした場面で吉田凌を投入。なんとか2死までこぎ着けたが2四球で出した走者を残し、降板。柳田に対して左横手の斎藤はタイミングを崩しながらも3ランとされ再逆転を許した。
七回にはジョーンズの適時打で1点差に迫るが、追いつくことはできなかった。
西村徳文監督は「あそこまでねぇ。Tもよく打ってくれて一気に6点で逆転したんですけど…」と逃げ切れなかった試合を振り返った。
吉田凌の抜てきについては「このところすごく状態良かった。頑張っていたからあそこは凌で。8、9番のところの四球が痛かったのかなというところですね。なんとかあの回は(斎藤と)2人で0に抑えてもらいたかった。(柳田に)片手で、あそこまで持って行かれるわけですからね」と若い2人が受けた苦い経験を振り返った。
気になるのは山本由伸の状態。7月12日・日本ハム戦での完投勝利を最後に1カ月、勝ち星から遠ざかっている。
「これで4回目。序盤で点を取られることになっている。どこが悪いのかしっかり検証していかないといけない。球威もどうかな、アイツのいいときの状態に比べると、コントロールもそう」
本来の投球ができていない現状に首をかしげる。疲労があるならば間隔を空けることも考慮しなければならない。
「そこも含めてどうなるか分からない。できれば中6日で投げてもらいたいけど、疲労的なものがどのくらいか分からない。あしたの状態がどうか、そこのところはなんとも言えないですね」
エースの不調も重なりチームは今季3度目の4連敗。重い空気が漂う。