ソフトバンク・柳田“驚異のOPS”1・250 出塁率5割
「ソフトバンク8-7オリックス」(11日、ペイペイドーム)
ソフトバンクの柳田が3安打、2本塁打、5打点の活躍でチームを勝利に導いた。
1本目はリーグ屈指の好投手・山本由伸から。3点リードの二回、安打で出た周東が盗塁し2死二塁となってからカウント2-1から152キロの直球をはじき返した。高く高く舞い上がった打球は右中間のホームランテラスへ吸い込まれた。
その後、5-6と1点を追う展開になったが六回、2死一、二塁で柳田が再び仕事をする。“左封じ”で登板したオリックス斎藤の変化球に、ヘルメットが脱げてしまうほど泳がされながらスイング。高く上がった打球は、そのまま右中間のホームランテラスに飛び込んだ。本塁打部門でリーグトップに並ぶ14号3ランで、再び逆転に成功した。
打撃の質からして規格外だが、数字でも突出した記録を残している。この日は5打数3安打2本塁打(四死球はなし)。ここで、打者の得点能力を示す指標の一つ、OPS(出塁率+長打率)を見てみる。
柳田は、この日の試合を終えて出塁率はちょうど五割(・500)。長打率は・750。これを足すとOPSは出るので1・250となる。これまで、15年、17年、18年と1・000以上のOPSを記録してきている(この時点で既に規格外ではある。自己最高は15年の1・101)が、キャリアハイが期待される。