浦和学院 旧ユニホームで挑む特別の夏「気持ちも違う」大勝で4回戦突破
「高校野球埼玉大会・4回戦、浦和学院13-0大宮北」(15日、さいたま市営浦和球場)
浦和学院が六回コールドで快勝した。10年前に縦じまのユニホームに変更した浦和学院が今大会は旧ユニホームで出場。二回に4番・金丸斗南(となみ)主将(3年)の敵失からチャンスを広げ、5点を先制。三回、四回には中押し、六回にダメ押しの追加点を挙げ計13得点となった。大量援護をもらった投手陣は5人の完封リレーで勝利をつかんだ。
「監督が今年(就任)30周年目ということもあって。今年はいろんな状況で気持ちも違う。そういう面で森先生から昔のユニホームを使うと言われた」と今大会を旧ユニホームで臨んだ経緯を明かす金丸。毎年の練習試合で旧ユニホームを着用することもあり、ユニホームが替わっても「違和感はない」と金丸は淡々としていた。
大量得点での大勝にも「点を取れない回もあった。野手がもっと打って守ってチームを引っ張らないと」と主将に慢心はない。伝統あるユニホームで挑む夏。「今までの先輩方の気持ちをしっかり感じてプレーできたら」とチーム一丸となって埼玉1を目指す。