オリックス、7連敗でストップ 西村監督「つないでいかないといけない」
「ソフトバンク2-8オリックス」(15日、ペイペイドーム)
オリックスは初回にT-岡田の先制適時打で3試合連続となる先取点を奪うと、二回には福田の2点打、吉田正の適時二塁打で3点と欲しかった追加点を挙げ優位に試合を進めた。終わってみれば15安打8得点と打線が活発に機能し、連敗を7で止めた。
先発は吉田一が務めるなどこの日はブルペンデー。7投手の継投でソフトバンク打線を2点に抑えた。
快勝に西村徳文監督は「一、二回とね。そこでチームとしても乗っていけたというのはあります。一将(吉田一)もね。3回しっかり仕事をしてくれたので」と褒めた。
泥沼の7連敗中も選手を責めることはなかった。
「一生懸命やってることには違いないんで。その中で(試合を)取れたり取れなかったりはある。取れたというのはあしたまた、つないでいかないといけないのかな、というところですかね」
連敗ストップからの巻き返しを誓った。
3番手で五回の1番からの攻撃を無失点に抑えた5年目の吉田凌がプロ初勝利を挙げた。
「ここのところずっと頑張ってたんで。本人にとってもすごくうれしいというか、大きい勝利じゃないかなと思います。まだまだ、これから何年もやらないといけないんで。そういう意味では、初勝利はすごく良かったんじゃないかと思います。マウンド上の投げっぷりというのはね。すごくいいんじゃないかと思います。ピンチを迎えても、すごく冷静に投げられてる気がします」
ここまで11試合を投げ防御率1・69と奮闘する孝行息子を褒めた。
途中交代で心配された吉田正については「全然たいしたことないということで。あしたは間違いなく、頭から行けるという。それぐらいのものだと思います」と16日のスタメンを明言した。
とにもかくにも9日ぶりの勝利で連敗ストップ。
「ホッとしてる…というアレはないんで。またあしたから、きょうのこのいい勝ち方をね。勝っていかないといけないチーム状態ですから」
8月は半分が終わったばかり、後半での反抗を誓っていた。