中森&来田擁する明石商VS桐生第一 甲子園交流試合【第5日の見どころ】
2020年甲子園高校野球交流試合は16日に第5日、3試合が行われる。各カードの見どころを紹介する。
【第1試合】明石商(群馬)-桐生第一(群馬)
明石商はそろってプロから熱視線を受ける最速151キロ右腕・中森俊介投手、高校通算34本塁打・来田涼斗外野手(ともに3年)の投打の柱が盤石だ。そろって1年夏から活躍してきた聖地で、高校生活の集大成を披露する。
桐生第一は昨秋の群馬大会に続き、今夏の県独自による代替大会も制すなど勢いに乗っている。プロ志望でロシア人の母を持つ最速144キロ右腕・蓼原慎仁投手(3年)ら投手陣の継投で、明石商の攻撃をかわしていきたい。
【第2試合】帯広農(北海道)-高崎健康福祉大高崎(群馬)
帯広農は今春センバツに21世紀枠として選出され、1982年夏以来の甲子園出場権を獲得していた。38年前は初戦敗退。エースで主軸の井村塁投手(3年)が引っ張り、聖地初星を刻めるか。
健大高崎は昨秋の神宮準優勝とチーム力は出場32校中でも屈指の存在だ。すでにプロ志望届を提出したエース左腕・下慎之介投手、191センチの大型右腕・橋本拳汰投手(ともに3年)ら投手陣の安定感は抜群。野手陣もチームカラーの機動力など多彩に攻める。
【第3試合】鶴岡東(山形)-日本航空石川
鶴岡東は今夏独自の東北大会で、今秋ドラフト候補に挙がる最速150キロ右腕の青森山田(青森)・小牟田龍宝投手(3年)を攻略するなど上り調子だ。昨夏の甲子園経験者も多く、攻守のバランスもしっかりしている。
日本航空石川は今夏の石川代替大会でライバル・星稜(石川)の県内40連勝を阻止し、頂点に立った。191センチ、106キロの巨漢・嘉手苅(かてかる)浩太投手(3年)のダイナミックな投球に注目だ。