中日・大野雄 3戦連続完投星!球団14年ぶり快挙、球団初の3戦連続2桁K
「巨人1-4中日」(16日、東京ドーム)
中日・大野雄はその場でバンザイして喜びをあらわにした。球団では06年に5戦連続を記録した佐藤充以来、14年ぶりの3試合連続完投勝利。重圧から解放されたように、くしゃっとして笑顔を浮かべた。
「味方が4点を取ってくれたので、長い回を投げたいなと思っていました。ヒットもあまり打たれていなかったので、ピンチをつくるまではいこうと思っていました」
9回を投げ切って被安打2、失点はソロの1点のみに抑える力投。自身の背番号「22」を暗示するように「2時間22分」で試合を締めた。球団初となる3試合連続2桁奪三振の大きなおまけ付きだった。
前夜は昨季の自身以来となる無安打無得点試合を達成したヤクルト・小川から刺激を受けた。「八回に味方の失策で無死一、二塁になったがしのいだ。そこは同じ投手としてすごいなと思った」と驚いた様子だった。
これで3カード連続勝ち越しとなり、借金は7月18日以来の5に減らした。この日の勝利で3勝3敗の勝率を5分に戻した左腕のように、一つずつ借金を返していく。