巨人・原監督,中日・大野雄に脱帽 2週連続で完投許す「見せ場がなかった」
「巨人1-4中日」(16日、東京ドーム)
巨人は2週続けて、同じ左腕にやられてしまった。7日に1失点完投勝利を許した大野雄に対し、またしても完投負け。しかも、今季最少の2安打での敗戦。原監督は「かなりいいピッチングをされた。なかなか見せ場がなかった」と悔しさをのみ込みながらも、脱帽するしかなかった。
直球を気持ち良く投げ込まれ、三振の山を築かれた。スタメンには左キラーの石川を17年6月11日以来の2番で起用したが、3の0と不発。2戦連発中と当たっていた3番・ウィーラーも4タコ2三振と2、3番コンビも機能しなかった。丸以外のスタメン野手は右打者を並べたが、前回同様に2桁三振を奪われた。
大野雄が中6日での登板が続けば、2週間後の28日からの3連戦でも対戦する可能性がある。原監督は「われわれの策の甘さがあるのかもしれません。プロ野球だから『やられたらやり返す』という気持ちで」と打倒大野雄へ力を込めた。
貯金10で首位を走るが中日には連敗。元木ヘッドは決して楽観視していない。「(どのチームも巨人を)倒そうときている。はね返す力が今までより弱くなってきているから、みんなでカバーしていかないといけない」。18日からは本拠地で阪神3連戦。ズルズル負けが続かないよう全員野球で虎を叩く。