プロ注目右腕、高知・森木が快投「7、8割の力」で最速148キロマーク
「高校野球高知県選抜大会・1回戦、高知9-0追手前」(20日、高知高グラウンド)
プロ注目、高知の最速150キロ右腕・森木大智投手(2年)が、昨秋以来の公式戦に先発し、5回1安打7三振無失点と好投。新チームの初戦を7回コールド勝利で飾った。
今夏の代替大会は、3年生を中心に戦うチーム方針のもとベンチ外。先輩たちの優勝の瞬間をスタンドから見つめた。
ようやく巡ってきた公式戦の舞台。この日は「7、8割の力で」投球したというが、スカウトのスピードガンで最速148キロを記録。「(相手打線が)思ったよりストレートを振ってきたので」と、スライダーとカーブ、カットと変化球中心に組み立て、スキを見せることはなかった。視察した楽天の山下スカウトは「ボールの質が良くなった。順調に成長している」と語った。
「勝つために自分の成長を求めていきたい」。8月の練習試合ではチームのスピードガンで150キロを計測。森木自身も確かな成長も感じている。最上級生となり「春は絶対甲子園にいきたい。まずは神宮大会に行く、とチームで決めている」と、9月から始まる秋季大会を勝ち抜くことを誓った。