西武で2選手処分 佐藤龍世「自らの甘さ」、相内誠は「私が模範になるべきでした」
プロ野球の西武が20日、佐藤龍世内野手(23)と、相内誠投手(26)について、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から球団内で自宅待機及び不要不急の外出禁止と定めていた期間中に、千葉県内のゴルフ場でゴルフをするために外出し、その際、佐藤が速度超過運転をしていたと発表した。2人に対して、球団は無期限の対外試合出場禁止及びユニフォーム着用禁止する処分内容を明らかにした。
球団発表によると、4月12日、相内が同乗する自動車を佐藤が運転し、千葉県内のゴルフ場へ向かう途中、首都高速道路中央環状線山手トンネル内を法定の60キロを89キロオーバーする149キロで走行していたという。
佐藤は「自分の置かれている立場を考えず、また自らの甘さがこのような事態を招いてしまったと考えています。深く反省しております。今後、二度とこのようなことを起こさないよう、十分に注意するとともに、社会人としてのルールをしっかり守り、責任ある行動をとってまいります。この度は大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。佐藤は北海高から富士大に進み、18年ドラフト7位で入団。昨季は52試合に出場し、59打数13安打、2本塁打、7打点を記録していたが、今季は1軍出場がない。
相内も「日頃から応援していただいている多くの方に、ご迷惑をおかけすることとなり、大変申し訳ございません。深く反省しております。今回のスピードの出し過ぎやチームのルールについてのみならず、日常から年上の私が模範になるべきでした。社会人としての責任を痛感し、今後、同じ過ちを犯さないよう行動してまいります」とコメントした。相内は千葉国際高から12年ドラフト2位で入団。プロ通算21試合に登板し0勝7敗。通算投球回は43、防御率は10・05で、今季の1軍での出場はない。