ロッテ・鳥谷 激走サヨナラ生還!暴投で二塁から執念ヘッスラ、チーム首位タイ浮上

 「ロッテ5-4ソフトバンク」(20日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテは劇的なサヨナラ暴投で勝ち、ホームインした鳥谷は、倒れ込んだままグラウンドをたたいて歓喜の瞬間を味わった。ナインから盛大に祝福される中、右拳を突き上げた。何度も雄たけびを上げた。「ベストを尽くした結果が勝利につながって良かったです」と短い言葉に喜びがにじんでいた。

 延長十回に同点に追いつき、安田の代走で一走として6試合ぶりに試合に出場。球場内は大きな拍手に包まれた。続く井上が四球を選び2死一、二塁。代打の新人・佐藤の打席でソフトバンクの椎野が暴投。フルカウトでスタートを切っていた二走・鳥谷はボールが転々とするを見て加速。一気に本塁へ突っ込み、甲斐から本塁ベースカバーの椎野への送球がそれたのを確認し、タッチを避けるようにヘッドスライディングした。

 ベテランならではの好判断。井口監督は「最後に鳥谷がいい走塁をしてくれた。タイミング的にはアウト。しっかりピッチャーの位置を見て、ヘッドスライディングしてくれた。あれは大きかった」と手放しだった。

 2点を追う延長十回2死ではマーティンが起死回生の右越え14号同点2ランを放った。「選手は諦めずに最後までやってくれた」と指揮官。ソフトバンクと並び7月3日以来の首位浮上。一丸になって大きな1勝をつかんだ。

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