日本ハム・中田 豪快弾!左翼席上段に突き刺した 両リーグトップの19号!
「日本ハム3-3楽天」(20日、札幌ドーム)
打った瞬間に球場中が柵越えを確信した。「感触は完璧」。日本ハムは1点リードの四回の場面で中田。3球続けた松井の149キロ直球を捉えると、すさまじい速度の打球は左翼席最上段に突き刺さった。
「打ち損じていたから、いいところで打ててよかった」
初回は先制点を挙げるも内野ゴロの間の打点。“仕切り直し”の一発は、昨季4打数無安打と苦手な左腕からの今季2本目。両リーグトップをひた走る19号ソロとなった。
それでも主砲は満足はできない。守護神・秋吉が九回2死から同点に追いつかれて迎えた延長十回。1死一、二塁からブセニッツのカーブを振り抜くも、前進守備の中堅手の頭上を抜けずうつむいた。痛恨の引き分けに、栗山監督は「俺らも必死になっている」と語気を強め、巻き返しを誓った。