オリックス・ジョーンズ「サイコー!」2戦&2打席連発 1カ月ぶり連勝導いた
「オリックス5-2西武」(22日、京セラドーム大阪)
これがみんなが待っていた本物のメジャーリーガーだ。オリックスのアダム・ジョーンズ外野手がいずれも来日初の2試合連続&2打席連続の本塁打でチームを1カ月ぶりの連勝へと導いた。
内海に苦しめられていた四回1死一、三塁。初球、高めに浮いたチェンジアップを捉えると打球はあっという間に左翼スタンドに飛び込む先制3ラン。
2点差に迫られた直後の六回、今度は内海の初球カーブを左中間スタンドに運んだ。大興奮のスタンドとベンチ。最後はカメラに向かって右拳を突き上げ「サイコー!」と叫んでみせた。
中嶋監督代行が指揮を執ったこの2試合で7打数4安打7打点3本塁打。それまでと別人のような大活躍だ。
「いいときも悪いときもある。それが野球。打撃マシンを打って何がダメだったか毎日練習してきた。あれこれ考えるのではなくて、シンプルに打席に入る方がいいとなった」
指揮官が代わり、チームは明るさを取り戻し活気があふれた。
「決してそれまで一生懸命やっていなかったわけじゃない。監督交代とかチームの中で変化があったとき“もう一度ハードに”となったんじゃないか」
新指揮官は「普通にやれば、あのくらいの選手ですんで。普通です」と当然といった表情。頼もしき助っ人とともにここから反攻に転じる。