巨人 今季初の同一カード3連敗 “サカマル”復活も…13残塁拙攻オンパレード
「広島2-1巨人」(23日、マツダスタジアム)
九回2死満塁。一打逆転の場面で、巨人・ウィーラーが左飛に倒れ、万事休した。1点及ばず、今季初の同一カード3連敗。原監督は「1点じゃなかなかね。難しいです」と言葉少なげに振り返った。
打線全体のバランスを重視し「2番・坂本」、「3番・丸」と9日・中日戦以来11試合ぶりに“サカマルコンビ”を復活させたが、13残塁と拙攻のオンパレードだ。
三回1死一塁から坂本が中越え二塁打を放ち幸先よく先制。五回には左前打を放ち、2安打を含む4出塁をマークした坂本は塁上をにぎわせたが、続く丸がノーヒット不発に終わる。
巨人打線の看板とも言える坂本、丸、岡本が打ってこそだが、岡本もこの日は4打数無安打と快音は響かず。広島3連戦は11打数1安打と主砲のブレーキが響いた。現役時に4番の重圧を経験している原監督は「懸命にやっている」とかばったが、「自分で打破しなきゃ。結果を出さないとね、この世界は」と復調を願う。
昨年、4勝7敗1分け大きく負け越した鬼門のマツダで昨年7月以来の3連敗。「週からいくと3勝3敗ということ。またやり直す。火曜日から」。指揮官は出直しを誓った。