チーム浮上のカギを握る“夏男”は誰か 急浮上の中日は大島が8月打率・370

 プロ野球は各チームが50試合以上を消化。新型コロナウイルスの影響から120試合のシーズンで、まもなく折り返しを迎える。

 セ・リーグは首位巨人が2位DeNAに4・5差をつけているが、前カードの広島戦では今季初の同一カード3連敗。一方で中日が8月は12勝6敗2分けと好調で3位に浮上。最大9あった借金を1まで減らした。

 長丁場のシーズンで過酷な暑さとも戦う必要があるこの時期。チーム浮上のカギを握る“夏男”は誰か。セ・リーグ各チーム、主力打者の8月成績は以下の通り。

 【巨人】

 坂本・188、4本、9打点

 丸・257、4本、6打点

 岡本・194、5本、12打点

 ウィーラー・234、2本、7打点

 【DeNA】

 ソト・327、2本、10打点

 佐野・329、5本、17打点

 宮崎・296、3本、8打点

 ロペス・196、0本、5打点

 【中日】

 大島・370、0本、8打点

 高橋・307、2本、7打点

 ビシエド・260、3本、12打点

 阿部・292、5本、10打点

 【阪神】

 近本・357、0本、7打点

 ボーア・203、2本、9打点

 大山・221、4本、10打点

 サンズ・227、3本、12打点

 【ヤクルト】

 山田哲・219、0本、7打点

 青木・275、3本、12打点

 村上・318、4本塁打、8打点

 エスコバー・314、0本、4打点

 【広島】

 西川・300、1本塁打、7打点

 鈴木誠・297、4本、11打点

 長野・297、3本、10打点

 堂林・225、4本塁打、10打点

 巨人は頼みの坂本、丸、岡本が本来の力を発揮できず、8月は9勝9敗1分けと白星を上積みできず。投手陣は菅野、戸郷の2本柱が8月はそろって3戦3勝と好成績を残していることで、2位以下とのゲーム差をキープしている状況だ。

 急浮上の中日は大島が打率・370、出塁率・420と絶好調。投手陣も8月のチーム防御率は驚異の2・40で、先発では大野雄、ロドリゲスの安定感が光る。

 最下位の広島は8月不調だった堂林がここ5試合は打率・400、3本、7打点と再浮上してきた。毎年夏に強い長野も好調をキープし、鈴木誠、西川とともに打線をけん引。チームは8月10勝8敗2分けと踏ん張っており、投手陣の出来次第ではまだまだ上位進出のチャンスもありそうだ。

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